「ヒューマンライズ」では、入力時点でのミスを防ぐために、金額・勘定科目の組合せ等について、プログラムでのチェックを行なっています。前頁「確認画面について」で述べたAの段階のチェックです。入力ミスは前々頁「入力時点でのミスのあり方」で述べたように、全く論理的関連性抜きに起こります。従って、論理チェックを行なうことによって逆に発見できることになります。又、この論理チェックは同時に起票における記載ミスの発見のためにも設けられているものですから、修正をしてもなお確認画面でエラーメッセージが出るようでしたら、伝票の記載内容そのものを見直す必要があります。前稿で述べた手順で、 記載責任者(担当者)へ伝票を返還して、正しい記載に伝票そのものを修正して下さい。
イ、金額についてのチェック
特にCについては、借方貸方の金額を入力することによって、単一の仕訳であっても二度金額を入力し、 金額についての入力ミスの発生する確率を低下させようという目的です。
ロ、勘定科目の組合せについてのチェック
これらの論理チェックの会計理論上の詳しい説明は、「2.誤りやすい会計処理について」の「(1)入力時のメッセージの意味と対処方法」の稿で述べる予定ですので、ここでは省略致します。